世界のあちこちで『ゴットタレント』と名のつくオーディション番組が放送されています。
Youtubeでもよく目にしますよね!いろんなパフォーマンスをする人が登場して「合格」とか「不合格」とか言われたり、あるいは「金色の紙吹雪」に歓喜したり・・・。
2023年には日本でも『ジャパンズ・ゴットタレント』が開催され、同年には『ブリテンズ・ゴットタレント(BGT)』に日本のお笑い芸人「とにかく明るい安村」が決勝まで進出し、大きな話題となりました。
そして2024年、BGTでは早くも日本人がゴールデンブザーを獲得しています!
・・・でもYoutubeで拾い見しているだけでは、誰が合格や不合格を決めるのか、合格したらどうなるのか、なぜ紙吹雪で喜ぶのかもイマイチわかりませんよね?
そもそもゴットタレントが何なのか・どんな人が出場するのか・どうやって決勝に選抜されていくのか・そして優勝したらどうなるのか・・・ご存じですか?
そこで、アクロバットパフォーマンスに長年携わり、審判員もやっていた管理人が、ゴットタレントのルールやシステムをイラスト入りで徹底的に解説し、さらには独自の視点で考察を加えます!
応募から合格・失格・優勝まで全~部どうぞ!
そもそもゴットタレントって何?どんな人が出場できるの?
『ゴットタレント』は世界に埋もれている「才能(タレント)」を発掘するための、視聴者参加型のリアリティ・オーディション番組です。
2006年にイギリスの音楽プロデューサーであるサイモン・コーウェルが発案したこの形式は「ゴットタレントフォーマット」と呼ばれ、すでに70か国以上で同様の番組が制作・放送されています。
中でも有名なのが、大元であるAGT(アメリカズ・ゴットタレント;米国NBCが放送)と、翌年2007年から行われているBGT(ブリテンズ・ゴットタレント;英国ITVが放送)でしょう。
我々日本人にとっては、ポールポッツやスーザン・ボイルを輩出したBGTの方が先に知られていたかもしれません。
2023年2月には日本でも「ジャパンズ・ゴットタレント」が開催されました!
出場者はプロ・アマの区別や国籍・年齢・ジャンルなどを問われることなく応募できますので、歌う2歳児や80歳のダンスチーム、無名の腹話術師やプロのお笑い芸人、ときには犬や猫も登場します。
大変バラエティーが広く、見る側にとっても非常に面白いエンターテイメントになります。
さてYoutubeなどでこのゴットタレントの動画を観ていると、審査員が講評の途中で審査員席の中央にある金色のボタンをいきなり押すことがありますよね?
そうするとステージ上の出演者の頭上には金色の紙吹雪が舞い、司会者や観客から大きな喝采をあびます。
・・・これが「ゴールデンブザー(GB)」です。何かは詳しくわからなくても、感動する瞬間ですね!
このGBとはいったい何なのでしょう?優勝?賞金獲得?・・・またAGTとBGTではどうちがうの?
そんな疑問も含めて、この記事では「ゴットタレントのルールやシステム」を徹底的に解説していきます!
ゴットタレントのルール総ざらい!AGTとBGTはどうちがう?審査員の役目は?
ではゴットタレントの選考システム全体を確認していきましょう。
AGTとBGTは同じ「ゴットタレントフォーマット」に基づいて運営されていますので、基本的なシステムは共通です。
ただし「開催時期」と「賞金・副賞」は違いがありますので、そちらも見ていきますね。
「ゴットタレントフォーマット」の骨組みになる、以下の6項目について順に説明します!
①応募とプロデューサーによる事前選考(非公開)
②1次予選(観客公開+録画TV放送+審査員の評決によるオーディション)
・合格 ・失格 ・ゴールデンブザー←2024BGTに変更ありましたので追記しました!
③2次予選(非公開+審査員による書類審査)
④準決勝(観客公開+TV生放送+視聴者の投票による評決+審査員の評決)
・グループ1位通過 ・グループ2位通過 ・ワイルドカード←2024BGTでの変更の可能性を追記しました!
⑤決勝(観客公開+TV生放送+視聴者の投票による評決)
⑥賞金と副賞
①応募とプロデューサーによる事前選考(非公開)
出場希望者は、まずAGTの公式サイトやBGTの公式サイトに登録し、自分のパフォーマンスの動画を提出します。
またすでにYouTubeに自分の演技のビデオをアップしている場合は、そのリンクをAGTチーム・BGTチームと共有してもOKです。
応募すると、最初に番組プロデューサーたちによる非公開の「事前選考」があります。
これを通過して、はじめて「1次予選」で演技を実際に審査員の前で披露することができます。
②1次予選(観客公開+録画放送+審査員の評決によるオーディション)
事前選考を通過した「出場者」たちは、年に1度行われるシーズンの「1次予選」で演技を発表することができます。
AGTは6月~7月、BGTは4月にこの「1次予選」が数千人の観客とTV収録のもとで行われます。
・・・我々がYoutubeで最も多く目にするのが、この1次予選でしょう。
番組側のキャストは、AGTの司会がテリー・クルーズ、4名の審査員がハウイ・マンデル、ハイディ・クルム、ソフィア・ベルガラ、サイモン・コーウェルです。
BGTの司会はアント&デック、4名の審査員がブルーノ・トニオリ、アリーシャ・ディクソン、アマンダ・ホールデン、そしてサイモン・コーウェルです。
この番組のボスでもあるサイモンはAGT・BGTをかけもちしていますから、番組が重なる5月~6月は超多忙なんでしょうね!
1次予選では、出場者のプロフィールについて審査員が深く尋ねたり、あるいは出場者のバックグラウンドに関するインタビュー映像が流れることもあります。
それはその人の夢だったり生い立ちだったり、あるいはコンプレックスだったり・・・見ていて「うるっ」とくることもありますね!
そんなウェットな側面もある一方で、オーディションの容赦ない側面が同時進行しています。
以下に、1次予選でのルール<合格><失格><ゴールデンブザー>について説明しますね。
<合格>
出場者が演技を最後まで完了すると、審査員が講評を述べながら「Yes」または「No」の2択で合否を表明します。
4人の審査員のうちの3人(または3人の審査員のうち2人)が「Yes」と判定すると出場者は合格し、次の2次予選に進むことができます。
・・・視聴者として観ていても、ちょっと緊張する瞬間ですね!
講評をおこなっているときの審査員の誉め言葉はどれも工夫されていて、聞いていると自分が褒められたような気分になることもあります(笑)。
・・・これもこの番組の良さのひとつですね!
自分の気に入った出場者が褒められているのを見ると、「うんうん、そうだよね!よくわかってる!」と共感しちゃいます!
・・・ですので、この番組を楽しむコツのひとつは「自分のお気に入りの出場者を早く見つける」ことなのかもしれませんね。
<失格>
4人の審査員にはそれぞれ手元に赤いボタンがあり、演技を「見る価値ナシ」と判断した場合は、演技途中でもその時点でこのボタンを押してブザーを鳴らします。
ステージ上方にあって客席の方を向いた「Xマーク」と、審査員席にあって出場者の方を向いた「Xマーク」が赤く点灯し、Xマークの累計を表示します。
審査員「全員」のXマークが点いた時点で演技は強制終了、「失格」となります。
ここがこの番組の伝統的な見どころのひとつでもある「サイモン・コーウェルの超辛口批評」が聞こえてくる場面ですね!
「もういい。君はもうこれ以上歌ってはいけない」みたいな・・・。
・・・ただし最近は応募者数が増えているんでしょうか、事前審査を通過した出場者のレベルは高くなっており、近年では「合格」が80%を超えているそうです。
つまり相対的には「ダメ出し」が減っているわけで、この「伝統的な見どころ」もそれに従って減少しているのだと考えられます。
1次予選の華「ゴールデンブザー」は準決勝への直行切符。誰がどんな時に何回押す権利があるの? ★2024BGTの変更点も要チェック!
<ゴールデンブザー(GB)>
ゴールデンブザーは赤いブザーとは逆の「一方的な予選通過」の宣言ですね。
演技後の4人の審査員の講評の途中で、突然誰かが審査員席の中央にある、黄金のボタンを押します。
するとステージ上には金色の紙吹雪が舞いおり、周囲のキャストや観客たちが出場者を祝福します。
しばしば司会者が「やったね!生放送に直行だ!」と叫びますよね。
GBは審査員4人と司会者1人(組)の合計5人(組)にそれぞれ1シーズンに1回ずつ与えられた「特別な権利」です。
「他の審査員がどう考えようと、私はどうしてもこの出場者は準決勝に進出させたい!」と感じたときに、「自分のわがままを通す権利」とも言えます。
出場者からすれば「推薦」や「お墨付き」のような価値があり、自信がつきますよね!
このGBをもらった出場者は次の2次予選をスキップして、生放送の準決勝へと直行することができるのです。
基本的にGBは「1シーズンに5組だけ」と制限されていました。
しかしルールが変更されて、審査員と司会が合議し5人でGBボタンを押す「グループゴールデンブザー」が追加されたり、会場の観客たちが要求する「ゴール・デン・バザ!!」という「GBコール」に応える形で与えられる「エクストラゴールデンブザー」も加えられています。
その結果「GBによる準決勝通過者」が7組以上となるケースも増えてきました。
追記1:2024年のBGTseries17について、サイモン・コーウェルは「9つのゴールデンブザー(GB)が出るだろう」と言っていたようです。
つまりこれまで「ジャッジ1人に1回」であったGBの権利が「ジャッジ1人につき2回」に拡張されるということです。
★ジャッジ4人×2回+アント&デックが1回で、合計9つのGBということなんですね。
確認しましたところ、BGTのオーディション(1次予選)はロンドンとマンチェスターの2つの会場で行われており、ロンドン会場の会期で何日間かオーディションを行い、マンチェスター会場の会期でも何日間かオーディションを行うような形になっていると思われます。
(2023年のBGTでは168組がオーディションを受けていますので、会期を2つに分けても84組ですから、1日×2会場で終わるはずはありません)
そこで4名の審査員はロンドン会場で1人1回、マンチェスター会場でも1人1回ゴールデンブザーを押す権利が与えられたということです。
これはもちろん昨年2023年のBGTにおいて、新任のブルーノ・トニオリが予選第6週に登場したGamal Johnの歌唱に対して2回目のGBを押してしまったアクシデントがきっかけになっており、さらにこれを受けて翌週第7週の予選ではサイモンがダンスグループUnityに2回目のGBを押したという経緯があります。
5月13日の時点での管理人の予想ですが、グループ・ゴールデンブザーかエクストラ・ゴールデンブザーかはわかりませんが、GBはあと1つ追加されて合計10になるのではないでしょうか。
それは合計10にしないと、通過者を準決勝の5日間の日程で5つのグループに分けるとき、GB通過者が1名のグループと2名のグループができてしまい、不公平だとクレームがつく可能性があるからです(視聴者のクレームはけっこうあるようなので)。
追記3:審査員1人に2回のGBのチャンスが与えられたはずなんですが、2024のBGTでアリーシャ審査員は「2回目を押さなかった」らしく、結果的にその分はサイモン審査員の息子さんとアマンダ審査員の娘さんがGBを押す「Audience Golden Buzzer」になったようです。
ここまで解説したとおり、ゴールデンブザーは「準決勝」への直行を約束する「切符」のようなもので、決勝への進出や賞金を約束するものではありません。
しかしそのビジュアルはすばらしく感動的で、1次予選を飾る「華」と言えるでしょう。
③2次予選(非公開+審査員による書類審査)
1次予選の通過者数に制限があるのは「GB通過者」のみですので、一般の1次予選通過者に数の制限はありません。
・・・ただし1次予選は録画放送ですので、編集で短く切れば、それなりの対応ができていました。
ところが準決勝は生放送ですから時間には制限があり、そのため出場者数も一定以下に制限しなければならないわけです。
そのためこの「2次予選」では、1次予選の通過者が準決勝に向けて無慈悲に絞られます。
そのプロセスは審査員による「非公開の書類選考」ということで、別名「ジャッジ・カット」と呼ばれます。
(過去には「準決勝の前に準々決勝」という方式で絞ったこともあったようです。)
ここまで見てきてわかるとおり、1次予選・2次予選は基本的に「運営側(番組プロデューサーや審査員)」のみが選考する方法となっています。
そしてその見どころは、共感を呼ぶ「出場者のプロフィール紹介」に加えて、審査員による無慈悲な「失格」と、華やかな「ゴールデンブザー」というわけですね!
準決勝・決勝の見どころは「視聴者投票」と「ワイルドカード」! ★2024BGTでも変更が予想されます!
④準決勝(観客公開+生放送+視聴者の投票による評決+審査員の評決)
まずは準決勝進出者を、各予選をGBで通過した進出者1名ずつを配置した5つ(または6つ以上)のグループに分けます(GB通過者が1グループに偏らないようにします)。
そのうえでAGTは8月ごろ、BGTは5月ごろに決勝への進出をかけて、準決勝のパフォーマンスが行われます。
さて、ここからのラウンドが予選と大きく異なるのは「視聴者の投票」が出場者の合否に大きく影響できる点です!
演技終了後すぐにAGTなら全米の、BGTなら全英の視聴者からの投票が、専用のアプリによって行われます(残念ながら国外からは投票できません)。
投票は翌日の朝7時までで、各パフォーマーに10点までの得点を与えることができます。
翌日には投票の結果が発表されるということです。
視聴者による投票が行われますと、そこから決勝へ進出する組が選ばれていくのですが、これには3つのプロセスがあります。以下から、
・・・の3つを順に説明しますね。
<グループ1位通過>
各グループから上位2組が選ばれますが、まず視聴者投票でグループ内の1位を獲得した出場者が、グループのトップとして決勝に進出します。
ゴールデンブザーを獲得していたかどうかは、もう関係ありません。
<グループ2位通過>
視聴者投票でグループ2位・3位の出場者については、審査員からどちらか1組が選ばれ、グループの2位として決勝に進出します。
(ただし、この2位通過も視聴者投票の順位をそのまま適用するという情報もあります)。
<ワイルドカード通過(敗者復活)>
さらには審査員決定の2位通過から漏れた敗退者、つまり実質「グループ3位」の中から、1組だけが「ワイルドカード」を審査員から獲得し、決勝へ進出することができます。
追記2:このワイルドカード枠の獲得方法ですが、2023年のBGTまでは審査員の投票(合議)で決められており、そのプロセスは非公開だったようです。
しかし「とにかく明るい安村」があの芸風でワイルドカードを獲得して決勝に進出したことについて、英国内ではネットだけではなくマスコミも巻き込んで相当の批判がありました。
「選考から漏れた他の出場者を侮辱する行為だ」「審査員は解雇されるべきだ」などと痛烈な非難が飛び交ったということです。
★これを受けてその後のAGT2023ではワイルドカード枠決勝進出者の選出方法が以下のように変更されました。
①グループ内の得票2位と3位の中から各審査員と司会者の5人がそれぞれ1組(=合計5組)を推薦。
②その場(番組内)で5分間のアプリによる視聴者投票を行い、推薦された5組の中から得票数1位の組を決勝通過者とする。
この2023年AGTの経緯から、2024年BGTでもアプリ視聴者投票によるワイルドカード枠の選出が予想されます。
⑤決勝(観客公開+生放送+視聴者の投票による評決)
準決勝を通過した11組(またはそれ以上)が、AGTは9月、BGTは6月に決勝で最後のパフォーマンスを行います。
演技終了後すぐにAGTなら全米の、BGTなら全英の視聴者からの投票がアプリから行われ、ついに優勝が決まります!
・・・つまり、決勝で優勝者を決めるのは100%視聴者というわけです
【考察】ゴットタレントではなぜ「予選(前半)は番組側が選考」で「準決勝・決勝(後半)は視聴者側が選考」という方式をとっているのか?
この方式ができるまでには、過去のオーディション番組である『ポップ・スター』や『Xファクター』などの「歴史的経緯」も関係していると思います。
しかし敢えて一言で表現するなら、この選考方法が「現実に起こっている『才能の発見』から『ブレイク』までの縮図」となっているからではないかと思います。
あるタレント(才能を持った人)が売れる前に、その「才能を見抜く」「磨きをかける」のは、タレントの卵を実際に育てた経験の豊富なプロである「音楽プロデューサー」や「TVプロデューサー」が適任だと思います。
私たち素人には、そのタレントの卵が5年後・10年後にどうなっているか・・・なんて想像できないですからね。
しかし、最終結果としてそのタレントが世の中に受け入れられるか(ブレイクできるか)どうかについては、プロデューサーたちがコントロールできるわけではありません。
ブレイクできるかどうかを最終的に決めるのは、エンドユーザーである私たち一般人と、そのときの世の中の流れ(トレンド)ではないでしょうか?
一般視聴者の投票という方法は、リアリティ番組の演出としてエキサイティングなものであることはもちろんですが、上記のような「役目」もあるのではないかと私は考えます。
ですから、発見された才能が「磨いて光るものかどうか」を見極めるのが予選(前半)であり、その役目を担うのが「番組プロデューサーと審査員」ということになります。
一方で「磨いたら光るんじゃないか?」と思われる才能が「実際に世の中に受け入れられるかどうか」を少しだけ確認してみるのが準決勝・決勝(後半)です。
そしてその役目を担うのが「私たち一般の視聴者」ということなのではないでしょうか?
このように考えれば、ゴットタレントにおいて「予選(前半)は番組側が選考」で「準決勝・決勝(後半)は視聴者側が選考」という方式になっていることについて、多少は納得できるのではないかと思います。
ただし「現実」はさらに厳しいもので、ゴットタレントで優勝できたからといって、そのタレントがエンターテイナーとして成功するとは限らないようです。
・・・このお話については、また別の機会に・・・。
優勝者だけに贈られる、破格の賞金と贅沢な副賞!
⑥賞金と副賞
優勝者にAGTは100万ドル(日本円で約1億4千万円)、BGTなら25万ポンド(日本円で約4500万円)という破格の賞金が贈呈されます。
・・・それだけでもかなり人生が変わっちゃいますね!
また副賞としてAGTはラスベガス公演での主演の権利が、BGTではロイヤル・バラエティ・パフォーマンス(イギリス王室も観覧するという有名なチャリティー番組)に出演する権利が与えられます。
・・・エンターテイナーを目指す者にとっては、いきなり「最高の舞台」が提供されるという、贅沢な副賞と言えますね!
さて2位以下には賞金もなく副賞もありません。
しかしAGTやBGTでファイナルまで進んだとなれば、すでに「金の卵」と言えますから、それなりのメリットやオファーが舞い込んでくるようです!
以上がゴットタレントの選考方法の説明です。
下にはその一覧表ですが、リンクがあるところからは該当の説明箇所に飛ぶことができますので、ぜひ復習してみてくださいね!(2023年版)
※なお、ゴットタレントのルールはわりと頻繁に変わります。
当サイトの記述と合わない部分が出てきますが、その節はご了承ください。
AGTの 開催時期 | 6月~7月 | 8月 | 9月 | ||
BGTの 開催時期 | 4月 | 5月 | 6月 | ||
ラウンド | 事前選考 | 1次予選 | 2次予選 | 準 決 勝 | 決 勝 |
公開の 有無・方法 | 非公開 | TV録画放送 | 非公開 | TV生放送 | TV生放送 |
評価の対象 | 申込時の 動画 | パフォーマンス 実施(1回目) | 書類 とのこと | パフォーマンス 実施(2回目) | パフォーマンス 実施(3回目) |
審査・選考 する人 | プロデューサー による選考 | 審査員投票のみ | プロデューサー による選考 | 視聴者投票 審査員投票 | 視聴者投票のみ |
特別通過枠 | ゴールデン ブザー | ワイルド カード | |||
AGTの 賞金と副賞 | 賞金・副賞なし | 賞金・副賞なし | 優勝者のみ100万ドル ラスベガス公演主演 | ||
BGTの 賞金と副賞 | 賞金・副賞なし | 賞金・副賞なし | 優勝者のみ25万ポンド ロイヤル・バラエティ パフォーマンス出演 | ||
AGTの キャスト | 司会 テリー・クルーズ | 審査員 ハウイ・マンデル | 審査員 ハイディ・クルム | 審査員 ソフィア・ベルガラ | 審査員 サイモン・コーウェル |
BGTの キャスト | 司会 アント & デック | 審査員 ブルーノ・トニオリ | 審査員 アリーシャ・ディクソン | 審査員 アマンダ・ホールデン | 審査員 サイモン・コーウェル |
AGT・BGTの決勝に進出した日本人はいるの?
さてこのように「ファイナルに進んだだけでも世界が注目する」AGT・BGTですが、2023年までに2名と2組の日本人パフォーマーがファイナリストになっています。
2023年にはBGTでの「とにかく明るい安村」と、AGTでは「アバンギャルディ」と「ChibiUnity」の2組のダンスグループ、そしてさかのぼると2013年AGTでの「蛯名健一(EBIKEN)」です。
EBIKENはなんと優勝しています!
EBIKENの予選での演目はアクションを中心にしたダンスパフォーマンスでしたが、ツカミでの「首が落ちる」パフォーマンスは会場と審査員の度肝を抜きました。
・・・EBIKENの首が落ちるのと同時に、審査員のアゴが下がって口がポカーンと開いたままになった様子は痛快でしたね!
また記憶に新しい「トニカク(安村)」のパフォーマンスは、たどたどしい英語での前振り「アイ・ライク・ティー!」の効果もあって会場の温まり具合もよく、イギリスの紳士・淑女を爆笑の渦に巻き込みました。
審査員アマンダとアリーシャのリアクション「パーンツ!」は数回で会場全体にまで広がり、日本人のシンプルなポーズ芸に数千人のイギリス人がノリノリで応答するという、およそ記憶にないほどのグルーブ感を実現した素晴らしいライブ・パフォーマンスとなりました。
EBIKENもトニカクもオリジナリティーが光っていますね。
今後も日本人アーティストの独創的なパフォーマンスがAGT・BGTの決勝で披露されることに期待しましょう!
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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