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ノボせもんなべがBGTでは日本人芸人初ゴールデンブザー!イギリスの反応も徹底調査!

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コメディアン

2024年も世界の才能が集まるオーディション番組「ゴットタレント」が開幕しました。

2023年のBGT(ブリテンズ・ゴット・タレント)では「とにかく明るい安村」が彼オリジナルの芸で笑いと賛否の渦を巻き起こし、同年のAGT(アメリカズ・ゴット・タレント)ではダンスチームChibi Unity(チビ・ユニティ)とAvangardy(アバンギャルディ)が決勝に進出し、日本人の活躍が大きな話題となりました。

そして2024年4月からイギリスで1次予選の行われたBGTでは、第5週に日本は福岡の芸人【ノボせもんなべ】が【Nabe】として出場し、アマンダ・ホールデン審査員から「ゴールデンブザー(GB)」をゲットして準決勝進出を決めたことが話題になっています。

管理人
管理人

この【のぼせもんなべ】とはどのような芸人なのでしょうか?

長年アクロバットパフォーマンスに関わって審判員も行い、エンタメ大好きな管理人が【ノボせもんなべ】のルーツとその魅力を徹底調査し、整理整頓してお伝えします!

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準決勝に散った【NABE】、決勝には届かずも惜しみない拍手!

【のぼせもんなべ】が準決勝を終えました。まずはその模様をどうぞ!

惜しくもワイルドカードの可能性のある「視聴者投票3位以内」には届かず、決勝には通過できませんでしたが、前フリもネタもフォローアップも工夫を怠らず、全力投球してきたのが伝わってきましたね!

個人的にはフレディ・マーキュリーの出来が良かったかなと感じました。

残念なのは最後のネタ「ザ・シンプソンズ」のママキャラがやや滑ったことですかね(笑)。

ピカチュウでフィニッシュしておけば、もう少し好感度を維持できたまま終われたんじゃなかったかな?と思います。

でも楽しませていただきました。ありがとう、NABE!

【ノボせもんなべ】の出身地・本名・出身大学・芸歴などのプロフィール

【のぼせもんなべ】の本名は渡辺優毅(わたなべゆうき)で、1985年8月14日生まれです。

身長186cmの長身にすらりとした手足は、欧米の人々に混じってもまったく見劣りしません。

東京工芸大学を卒業している芸術系大学出身者で、キモキャラを中心として絵が得意なようですから、もしもBGTではなくAGTに出場していたら、絵が得意な司会のテリー・クルーズと話が盛り上がっていたのかもしれませんね!

福岡県福岡市の出身ですが、若手の頃は東京にいて高円寺のライブハウスなどに出ていたようです。

現在は「ワタナベエンターテイメント九州」に所属していますので、基本的にはローカル中心の芸人さんなんですね!

【ノボせもんなべ】という芸名は2007年に結成した【ノボせもん】というコンビ名が入っているのですが、このコンビは相方であったまーちんさんの「寿退職(?)」をもって2020年に解散しており、現在はピン芸人として活動しています。

2007年にコンビを結成したということは、大学を卒業してほぼストレートに芸人の道に入ったという感じになりますね。

ちなみにこの【ノボせもん】というのは博多弁で「夢中になりやすい人」のような意味があるようですが、もしかすると「周囲のことがあまり視界に入らず熱中してしまうようなキャラクター」に、愛着を込めて呼ぶ表現なのかもしれません。

コンビ解散の翌年2021年には『ぐるぐるナインティナイン』の「おもしろ荘」に出演し「体パーツ部門」で優勝していますから、このときには現在の「髪芸」に手ごたえを掴んでいたと思われます。

ノボせもんなべのハゲますチャンネル

ブリテンズ・ゴットタレント出場のきっかけは?・・・費用の負担は誰が?

管理人
管理人

今回のBGT出場のきっかけに関する情報はこれまでの調査では残念ながらまだ出てきていません。

しかし2023年の「とにかく明るい安村」の場合は吉本興業がBGTにオーディションの参加申請をしており、その事前審査に通過できたので出場という運びになった、と伝えられています。

考えてみれば、とにかく明るい安村も【のぼせもんなべ】も芸能事務所に所属している芸人ですから、基本的には専属契約をしており、彼らの芸能活動はすべて事務所をとおして行われるのがスジだと考えるできでしょう。

そしてもちろん、所属事務所も芸人を少しでもメジャーな舞台に売り出したいわけです。

【ノボせもんなべ】の場合も、ワタナベエンターテイメントが図の①のようにBGTにオーディションの参加申請をし、②の事前審査に通過できたために③出場という運びになった、と考えるのがまずは妥当かと思います。

しかし一方で、2019年にAGTに出場したゆりやんレトリィバァ(吉本興業所属)は、事務所に関係なく自腹で渡米して出場したと言われています。

実は今回、BGT出場後のインタビューで【のぼせもんなべ】「イギリスに行くために90万借りた」と語っていました。

ここから、もしかすると【ノボせもんなべ】もゆりやんと同様に自腹で渡英して出場した可能性も考えられますね。

ただし予選を通過して準決勝進出となると、2023年にAGTの決勝まで進んだアバンギャルディの振付師であるakaneさんは「AGT側がすべて負担してくれた」とおっしゃっていましたから、BGTでも同様なのではないかと推測されます。

管理人
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つまり予選までは「出場者」の扱い、それが準決勝以降は「出演者」の扱に変わる、という感じなのかもしれませんね。

おそらく【のぼせもんなべ】も、準決勝以降はBGT側の経費負担で渡航・滞在ということになるのではないでしょうか。

TV局のある国内で放送されるコンテンツであっても、昨今はケーブルTVや配信、Youtubeなどで国際的なシェアが可能になっています。

ですから、TV局(BGT)側も海外を「市場」と考えて一定数の「海外パフォーマー」を招聘し、海外からの注目を集めたいという考えがあるのかもしれませんね。

【ノボせもんなべ】のネタは? 審査員の反応は?

【のぼせもんなべ】の1次予選(オーディション)は5月の第3週で放送されたようですが、収録は2月に行われていたそうです。

ではその様子をさっそく観てみましょう!

出典:Britain’s Got Talent

これはまさに驚くべきオリジナリティでしたね。

しかし今回は【NABE】のネタもさることながら、審査員の反応が私には大変面白く感じられましたので、少し振り返ってみますね。

長身でダンディな東洋人が「ハゲめくり」を始めると、あの陽気なアマンダ審査員が珍しくドン引きの表情を見せます。

(アマンダ審査員のプロフィールについては「ゴットタレント(BGT)の審査員『アマンダ』の経歴は?資産やプライベートも調査!」をご覧ください)

しかし1つめのネタが披露されると・・・

会場は爆笑の渦に巻き込まれますが、ひとりブルーノ審査員だけは置き去りに見えます。

2つめのネタにも会場は大盛り上がりなんですが、ブルーノ審査員にはなかなか状況が把握できません。

3つめのネタもヒネリが効いて会場にはバカ受け、審査員席では女性審査員が大騒ぎしていますが、ブルーノ審査員は解釈が追い付いていません

4つめのネタにも大きな拍手が沸き起こりましたが、ブルーノ審査員はおそらくあのキャラを知らないのでしょう。

ラストのネタ「サイモンいじり」に会場は大喜び!

(サイモン審査員のプロフィールについては「ゴットタレント(AGT&BGT)の審査員『サイモン』の経歴は?資産やプライベートも調査!」をご覧ください)

ブルーノ審査員はここでようやく「リアクションするべきだったのか!?」と気づいたような感じです。

頭を抱え込んでいますが、半分くらいは自分のリアクションのできなさを悔いているように見えます。

アマンダ審査員の唐突なゴールデンブザーに会場は沸き上がりますが、誰よりも驚いたのは、おそらく【NABE】本人だったのではないでしょうか?

金色の紙吹雪を禿げた頭部に乗せて祝福するアマンダ審査員の悪ノリに「ゴールデンヘア!」と喜ぶ【NABE】でした!

・・・いかがでしたでしょうか?

個人的に大好きなブルーノ審査員が完全に置いていかれている姿に、ちょっと胸がキュンと鳴りました!

(ブルーノ審査員のプロフィールについては「ゴットタレント(BGT)の審査員『ブルーノ』の経歴は?資産やプライベートも調査!」をご覧ください)

ではここで、地元福岡のKBC九州朝日放送でのレポートもご覧ください!

・・・ラストで気持ちよくスベッてましたね(笑)!

BGT2024の準決勝はいつ?【のぼせもんなべ】の出場順は?

【ノボせもんなべ】はBGT2024(season17)の準決勝に進出することがすでに決定しています。

準決勝は2024年5月27日~5月31日の5日間連続で行われますが、この中の出場順は直前までわかりません。

また決勝は2024年6月2日に予定されていますが【NABE】が決勝に通過できるかどうかは当然ながら決まっていません。

管理人
管理人

まずは5月末を楽しみにしましょう!

【考察】日本人芸人はなぜ身体的なコンプレックスを芸にするのか?

ゆんぼだんぷ、ウェスP、ゆりやんレトリィバァ、とにかく明るい安村・・・ゴットタレントに出場してきた日本人芸人には、なぜか「肥満」や「裸」というキーワードのどちらか、あるいは両方に該当する人が多いと思いませんか?

そして2024年は「ハゲ」を売りにした【ノボせもんなべ】がBGTでゴールデンブザーを獲得しています。

彼らのネタの共通点をまとめると「コンプレックスを持ちやすい身体的特徴」みたいな感じじゃないかと思いますが、なぜ日本人芸人はこれらに関連したネタをチョイスするのでしょうか?

管理人
管理人

管理人はこれについて考察し、3つほどの理由を挙げてみました。

①についてですが、当然ながらBGTやAGTといった海外では日本語による「話芸」は通用しませんから、外国語にかなり堪能でないかぎりは「ノンバーバル(非言語的)」なネタになります。

パントマイムを得意とする「が~まるちょば」などはその典型ですが、彼らのような卓越した動きができなければ、体のパーツや特徴を使って笑いをとっていくスタイルにならざるを得ません。

そのときにもっともシンプルで、多くの文化圏でイジられやすくわかりやすいのが「肥満体形」や、それを露呈するための「裸」や「半裸」、そしていわゆる「禿げ」を含む髪型なのだと思います。

②についてですが「多くの文化圏でイジられやすい」というのは、それが「人類の誰にでも起こりうること」で、なおかつ「コンプレックスを持ちやすい内容」だからでしょう。

コンプレックスは辛いものですが、一方ではそれを抱えた人たちを強く結びつける力があります。

現状でコンプレックスを共有する人たちにとってはもちろん、「自分だっていつそうなる日が来るかわからない」と考えている人々にとっても、共有しやすいネタなのだと考えます。

芸人たちはそこに「共感」の要素を感じ取っているのではないでしょうか。

③についてですが、日本は四季の変化がはっきりしていて、広大な平地が少なく海や山が隣接している環境が多い国です。

そのため大規模な土地改変をともなう生活様式よりも、季節や土地柄に見合った生活の在り方が古代から行われてきました。

また「八百万の神」がどこにでもいるとされていますから、神に無断で土地を改変したり、自然(≒神)を尊重しないような改変は避けられています。

その結果、「荒れ狂う自然の力をできるだけ少ない改変で利用する工夫」が現代まで受け継がれてきました。

さらにこの「荒れ狂う自然の力をできるだけ少ない改変で利用する工夫」はそのまま日本の武道にも反映されています。

柔道や合気道などの「相手の攻め込む力を利用する」という考え方は、日本人が自然と対峙してきた結果、身についたものではないでしょうか。

そしてこの「相手の攻め込む力を利用する」という考え方は、「デブ!」や「ハゲ!」といった相手からのイジり攻撃を逆手に取り「デブ芸!」や「ハゲ技!」として利用していくような芸を生み出しているのではないでしょうか。

このように考えれば、今後も日本から「コンプレックス芸」が世界に向けて進出していく可能性はまだまだあると思われます。

管理人
管理人

今後がいっそう楽しみですね!

【予想】ノボせもんなべはBGT2024の決勝に残れるか?

これについて管理人は、残念ながら「可能性は低い」と予想しています。

その理由ですが・・・

すでに始まっていますが、【のぼせもんなべ】にゴールデンブザー(GB)を与えたことについて、地元イギリスを中心にSNSではアマンダ審査員への批判が集まっていますし【NABE】の芸はGBに値しないといった反応も散見されます。

同様の反応は2023年のBGTで「とにかく明るい安村」に審査員が合議でワイルドカードを与えて決勝進出をさせたときにも起こっています。

このときはSNSだけでなくマスコミまでも巻き込み、「他の出場者への冒涜だ」「審査員を解雇するべき」などとの痛烈な非難が飛び交いました。

すでにSNSには【ノボせもんなべ】がGBをとって準決勝に進出したことへの批判は起こっていますから、この世論が視聴者アプリ投票に与える影響を考えますと、準決勝のグループ1位・2位を確保するためのハードルは高くなってしまったと思われます。

また安村のときの批判を受けて、BGT2023の後に行われたAGT2023(アメリカズ・ゴット・タレント)では、ワイルドカードの選考方法が以下のように変更されました。

2023年BGTまで

各グループから決勝への第1通過者(視聴者アプリ投票1位)と第2通過者(視聴者アプリ投票2位と3位の中から審査員がどちらかを選出)を除いた残りの2位と3位の中から、審査員が合議で1組にワイルドカードを与えて、決勝進出者に選出する(非公開)

2023年AGTでは

各グループから決勝への第1通過者(視聴者アプリ投票1位)と第2通過者(視聴者アプリ投票2位と3位の中から審査員がどちらかを選出)を除いた残りの2位と3位の中から、審査員と司会者の5名がそれぞれ1組の出場者(計5組)を推薦。

この推薦された5組に対して、放送中の5分間だけ再度視聴者によるアプリ投票を行い、その1位を獲得した組にワイルドカードを与えて、決勝進出者に選出する(公開)

このため、今回のBGTでもワイルドカードはこの「2023年AGT方式」に変更される可能性が高いと考えられます。

ワイルドカードの最終決定も視聴者アプリ投票になる可能性が高いので、SNSでの批判的な世論が投票に反映されやすく、この救済措置にも【のぼせもんなべ】がひっかかる可能性は低いと考えています。

ただ番組側からすると、毎回の放送に「シンガー」「ダンサー」「マジシャン」「コメディアン」「アクロバットアクター」などと、各ジャンルからのバラエティー豊かな出場者が欲しいはずです。

おそらく「視聴者投票だけで決勝通過者を選んだ結果、ファイナリストが歌手だけになってしまったww」・・・という事態は避けたいはずです。

そうしますと番組構成の必要上、決勝への通過には各ジャンルごとに「公表されていない通過枠」のようなものがある可能性が高いのではないでしょうか。

管理人
管理人

そのために決勝通過者の約半数を審査員(=番組プロデューサー)が合議で選んでいると私は理解しています。

ですから【NABE】が決勝に進む方法としては、アプリ投票でグループ首位をとれなければ、3位以内につけて審査員に「コメディアン枠を埋める第2通過者」として選んでもらう、という可能性に期待することになるかと思います。

さて準決勝はもうすぐ始まります。

【ノボせもんなべ】の健闘を祈りましょう!

管理人
管理人

最後まで読んでくださり、ありがとうございました!

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